先日妻がミニベロを購入しました。

今回はその自転車の調整をしたので紹介します。
妻のミニベロについて行いましたが、まずは何もイジらない状態でサイクリングに行きまして、妻から気になった点・感じた不満点を聞きながら少しずつ行いました♪
今回使用した工具は、6角レンチ・プラスドライバー・パイプカッターです。基本は工具さえあれば難しくない作業ですが、自信がなければ自転車屋さんに言ってお願いするというテもありますね。
工具はコンパクトなマルチツールでもOK!
妻に合わせて調整したパーツ!
まず妻が気になったところはブレーキレバーの距離。手が小さいのでレバーまでが遠い!とのことでしたので、根元のネジ(今回はイモネジ)を回してレバーを手前に寄せました。
写真にあるようにハンドルバーからブレーキレバー外側までの距離が6cm→5cm程度まで近づいて、小さな女性の手でも握りやすい距離になりました。
6cmほどあったレバーまでの距離
6角レンチでイモネジを回すとレバーが動きます
5cm程度にまでレバーが近づきました!
続いてはハンドル幅が広く手を広げた状態で走るので疲れる!とのことだったので、ハンドルバーの両端3cmをパイプカッターでカットしました。6cm短くなったので手の広がりが自然になり、取り回しもしやすくなりました。
ちなみにパイプカッターは、ミニバンの車中泊用ベッドをDIYしたときに購入したものです。
[DIY]ミニバンでバン泊(車中泊)するためのベッドをイレクターパイプでDIYしたよ♪|Minimal life. Minivan life.
ノーマルのハンドルバーは46cm幅でした
パイプカッターはちょっとずつちょっとずつが基本です
ハンドルバーカットで22gの軽量化(笑)
わかりづらいですが幅が狭くなって扱いやすくなりました
ハンドルバーカットとともにハンドルの高さを下げました!かなり高い位置にあるノーマルのハンドルは街中を走るぶんには問題ないですが、サドルにどっかり体重が乗るためすこし距離のあるサイクリングだとお尻が痛くなったり疲れやすくなる傾向があります。
ノーマルでは5つものコラムスペーサーが付いてました
トップキャップのネジ部分にグリスが付いてなかったので付けておきます
スペーサーを3つ上にしたところが調子良さそう!
自転車の調整後に必要な作業について!
今回ハンドルの高さや幅などを変更したのでブレーキワイヤーの取り回しが変わってしまい、ブレーキシューの位置(Vブレーキの開き具合)も微妙に変わってました。このため六角レンチとドライバーを使って調整です。

Vブレーキの調整は六角レンチとプラスドライバーが必要です(このプラスネジが非常に舐めやすそうで怖いです)。方法はこちらのサイトを参照してください。
Vブレーキの方効き調整|TECHNICAL SUPPORT|TOPONE
シフトワイヤーも変速の調子が変わるようであれば調整が必要です。ただ大きくずれることはないので、ケーブルアジャスターというネジを少しづつ回して調整すればOKだと思います。

なおワイヤー類は適正な長さでないとスムーズな動きができずに、違和感や疲れを感じたりするので、長すぎなら適切な長さにカットする必要があります。ただカットしてしまうと、元に戻したり更なる変更が面倒になってしまうので、取りあえずしばらくはこのままで様子見です。
これでOK!となったところでワイヤーカットする予定ですが、一緒にブレーキレバーやVブレーキ本体をアップグレードしちゃうかもです。
同じくハンドルを低くしたので、コラム(ハンドル軸)部分が出っ張ってしまっています。ここは自転車屋さんにカットをお願いしますが、こちらも元に戻せないのでもうしばらく様子見です。

スポーツバイクのサイズについて
今回はハンドル周りを中心に妻の体型に合わせた調整方法を紹介しました。
ところでスポーツ自転車にはサイズ展開があるものがあります。これはフレームのサイズを指しており、S・M・Lといった単純なものから480・500・520・540といったトップチューブの長さを基準としたものです。

これらフレームサイズは当然ながら購入後の変更ができませんので、サイズ展開のある自転車を購入するときはお店の人と相談するか、通販であれば参考資料や口コミで調べる必要があります。そうした上で今回のような微調整をすることにより自分にピッタリの自転車にすることができます♪
他にも調整できるパーツなど!
ハンドル周り以外にも自転車には調整できる部分はあります。
まずはクランクの長さ。クランクはペダルのつく棒の部分ですが、身長が高い(足が長い)人はクランクも長いほうが回しやすくなります。ただ別途そのクランクが必要になり、専用工具が必要で、作業も今回より複雑になるので難易度は上がります。
特にミニベロの場合は、クランクが長いとペダルが地面と接触する可能性も出てくるので慎重に。

次は体型というよりも走り方・走るところによる調整です。
スプロケット(後輪のギア)を大きいものにすると、坂道でも軽い力で登ることができます(そのぶんペダルを回す回数は増えますが)。坂道を登る機会が多い場合や、長距離を走る場合に峠越えなどある場合はスプロケットを大きなものに交換するという方法があります。
ただこちらも別途スプロケットが必要になりますし、作業も専用工具が必要になるので難易度は上がりますね。

最後はタイヤです。舗装路しか走らないのであれば溝のほとんど無いスリックタイヤにしたり、細いタイヤにしたりと夢が膨らみますね♪
タイヤ幅40mmの太いタイヤがついてました
空気圧を変えるだけでも走りは変わってきます
自転車は自分好みにイジれるので楽しいですね♪