ケイデンスとは1分間に回すペダルの回転数のこと。さぁ弱虫ペダルの金城先輩から突然こんなことを言われたらどうするでしょう・・・こんな時ケイデンスセンサーがあればぴったり30回転ケイデンスを上げることができちゃいます!(笑)
ケイデンスが必要となる場合はレースだけではなく、距離のあるサイクリングの場合でも重いギアでベダルを踏む(低ケイデンス)より軽いギアで脚を回す(高ケイデンス)のほうが疲れにくいとされていますね。
ケイデンスを測定するには多機能で高価なサイクルコンピュータが必要でしたが、今はセンサーをスマホと接続すれば、アプリで簡単にサイクルコンピュータが導入できちゃいます。
今回はスマートフォンにBluetooth接続するだけでケイデンスが測れるセンサーを紹介します。更にANT+接続にも対応してるので、一般的なサイクルコンピュータにも使えます。そしてスピードセンサーにも変身するというスグレモノです♪
センサーのスペックをご紹介!
本製品はXOSS社製のケイデンスセンサーというもの。
以前からケイデンスセンサーというものは存在しましたが、フレームにセンサーを取り付けて、クランク(ペダルが付いてる棒の部分)に付けたマグネットで読み取るタイプでした。センサーとマグネットの距離は数ミリ単位でとても微妙な調整が必要でしたし、見た目も少しごちゃごちゃしていました。
ところが本製品は地磁気センサーで回転を読み取るタイプで、クランクに小さなセンサーをペチッと取り付けるだけ!見た目スッキリで面倒な調整も必要なしです。
黒いクランクならほとんど気づかれないくらいのコンパクトさ!
センサーで読み取ったデータはBluetoothでスマートフォンへ(要対応アプリ)。なおANT+にも対応してるので一般のサイクルコンピュータ(ANT+)のセンサーとしても使えちゃいます。
しかもこの製品の凄いところは、ホイールのハブ(車軸)に取り付ければスピード(速度)センサーにもなっちゃうところ!つまり1つの商品でケイデンスセンサーにもスピードセンサーにもなっちゃうスグレモノです。もちろんスピードセンサーも簡単取り付けで面倒な調整も必要ありません。
簡単便利で多用途なこのセンサーの価格は1個2000円台です!いやぁ凄い時代になったものです(笑)。
商品名はケイデンスセンサーですがスピードセンサーにもなります
内容物はセンサー本体・ゴムバンド・ゴム台座・取説
台座は平面(クランク用)と曲面(ホールハブ用)の両方付属
取り付け前にペアリングの確認
本製品の電源の入れ方はちょっと独特です。
スイッチ類は一切なく電池を入れればスイッチオン!・・・するとXOSSと印刷された面のLEDが数回点滅します。LEDが青く光ったらそれはケイデンスセンサーということ。スピード(速度)センサーにするには一旦電池を抜き、再度電池を入れればLEDが赤く点滅してスピードセンサーになります。
防水のためスイッチレスなのでしょうが面白いシステムですね♪
電池は2032ボタン電池 公称400時間使えます
青く光ったらそれはケイデンスセンサー
一度電池を抜いて・・・
赤く光ったらそれはスピード(速度)センサー
LEDは数回で消えてしまうので付箋などで印を付けておきましょう。そして自転車への取り付け前にペアリングをしちゃいましょう。スマートフォンへとのペアリングはスマホアプリ側からBluetooth通信で行います。センサーはしばらくすると電源が落ちるので、手でシャカシャカ振って通信するようにします。
センサーが認識されるまで手でシャカシャカ振りましょう!
センサーが認識されたらアプリにタイヤの周長(タイヤの外周長さ)を入力します。指定の空気を入れて実測するのがベストでしょうが、面倒くさいしだいたいで十分なので、こちらのサイトで調べて数値を入力すればOKです。
なお今回わたしが使ったアプリはWahoo FitnessというAndroidアプリ。わたしのSHARP SH-05では今のところ問題なく動作しています。
アプリによっては1つのセンサーは認識するものの、2つのセンサーを同時に認識してくれないモノがありましたし、同じWahooでもiPhoneアプリだと同時認識してくれない可能性もあるので気をつけてください。
センサーの取り付け
ペアリングのところで少し戸惑うところがあるかもしれませんが、取り付けはとっても簡単です。
ケイデンスセンサーは付属の短いゴムリングと平面ゴム台座を使ってクランク(ペダルの付いた軸)に取り付けます。フレームに当たらない場所であればどのへんでもOKだと思います。センサー本体を内側にすれば見た目がスッキリしますし、センサーを蹴っ飛ばして落とすこともないでしょう。
どちらのセンサーもゴムバンドで簡単に取り付け!
スピードセンサーは付属の長いゴムリングと局面台座でホイールのハブ(軸)部分に装着します。こちらはスポークがあるぶんゴムを伸ばしたり引っ掛けたりがやっかいですが、慌てずやれば難しくありません。
こちらも黒いハブだとほとんど目立ちません
はい!サイクルコンピュータになっちゃいました
さてアプリを立ち上げても自転車が静止状態の場合は何も表示されませんが、ペダル・クランクを回すと自動で電源が入ってアプリにケイデンスと速度のデータが表示されてサイクルコンピュータの出来上がりです。
Bluetooth通信の関係で若干の反応遅れはありますが、普通のサイクリングであればまぁ問題ないでしょう。
n/aのゾーンは心拍数 心拍計が欲しくなっちゃうかも?
なおサイクリングコンピュータには自転車用スマホホルダーが必要ですね。わたしはこのようなトップチューブバッグが一体になったホルダーを使ってます。バッグにモバイルバッテリーを入れればバッテリー残量を気にせず走れて良いものですよ♪
